無料ブログはココログ

楽天

  • 楽天トラベル
  • 楽天ブックス

金色書店

« 三田紀房の「プレゼンの極意はマンガに学べ」を読んで、極意をまとめてみた!!! | トップページ | 女性諸君!ソフトストーカーに気をつけよ!増えるガキオヤジの節度なき行為。 »

2015年1月 8日 (木)

高倉健がベタ褒めした「運動靴と赤い金魚」を見た!ひたむきな兄妹愛に、優しさと涙が混じる。

先日、高倉健の「旅の途中で」
というエッセイ集を読んでいた。

そこで、イラン映画の
「運動靴と赤い金魚」について、
健さんは熱く語っていた。

その映画が、なんと
WOWOWで見ることができた!

Undou

感激!感動!

まずは、映画のあらすじを
書いてみましょう。

イランの郊外に住む小学生の兄妹・
アリとザーラ、そして家族の話。

映画の初めは、女の子の靴の修理を
ていねいに映している。

靴を修理してでも、使う生活水準
なんだなあと思って見ていた。

その修理したての妹の靴を持って、
兄・アリは八百屋に寄る。
芋を袋に入れている間に、
一寸、置いておいたを妹の靴が
間違ってゴミと一緒に持って行か
れてしまう。

そんなことを知らない兄は、何度も
いくら探しても、靴を見つけること
が出来ない。

何と、イランのこの家族は、
一人一足ずつしか靴を持っていない。

失くしたことを両親にとても言えない
兄は、妹と相談して交代で兄の靴を
履いて学校へ行くことにする。

ここで、?と思う人もいるでしょう。

イランでは、男女別の授業が行われ、
女子は午前、男子は午後からの授業と
なっているんです。

だから、午前中に妹が学校を終わると、
走って帰ってきて兄に靴をバトンタッチ。
兄は、必死に走って校舎に駆け込む。
妹の帰りが遅ければ、遅刻する確率は高い。

イランの学校での遅刻は、かなり厳しい。

Kyoudai

ある日の全校集会で、妹は自分の靴を
履いている下級生の女の子を見つける。

二人して、その女の子の家の近くに行き
様子を見ていると、
女の子とお父さんが出てきた。
女の子のお父さんは、盲目のパン売り。
その女の子は、お父さんに声をかけて
送り出す。

ひょっとしたら、自分たち兄妹よりも
貧しい生活をしているようにみえて、
何も言わずに帰ってくる。

そう言えば、
お父さんと兄が古ぼけた自転車に乗って、
高級住宅街へ防虫剤散布作業に
出かけるシーンがあります。

20年弱前のイランですが、
既に貧富の差は著しくなっているんだ!
と知らされました。

ある日、兄は学校でマラソン大会の
学校代表の出場者の張り紙を見る。

1等の商品は、カスピ海の観光旅行。
ず~と見ると、3等の商品は運動靴。

「3等になったら、運動靴がもらえる」

兄は、必死の思いで先生に泣きつき、
学校代表の一人となる。

いよいよ、マラソン大会の日。
イランは貧富の差が激しい。
高価なジャージや運動靴を履いた男の子。
それを、ビデオで撮っている母親連中。
オンボロトラックの荷台に乗って、
兄達はやってくる。

学校から借りたシャツに着替え、
破れかけたあの運動靴を履いて参加する。

懸命に走る。3番目になれそうだ。
後ろの子がぶつかって転ばされる。
4番目になってしまった。
3番目にならなくては…。
3番目になれば新しい運動靴が手に入る。
もう少しで、ゴール。
兄は、必死に3番目をキープしようと、
走る!走る!

スローモーションで、映像は兄を追う。
なんと、彼は3番目を通り越して、
1等賞になってしまう!

喜びに沸く先生方やお偉いさん。
報道写真を何枚も撮られるが、
兄はうつむいたまま、笑顔がない。

あれだけ、
妹に3等賞を取ると約束したのに、
1等賞になってしまった。

運動靴が、手に入らない!

しょんぼりと、兄は家に帰ってくる。
妹は何も言わない。

兄は、破れてしまった運動靴を脱ぐ。
と、彼の足は水ぶくれとタコだらけ。

貧しい家が集まった共同住宅の中庭に、
小さな噴水の池がある。

その池に、兄は足を入れる。
池の中には、金魚と足。
なんとなく金魚が優しく泳いでいるように
思えるラストシーン。

Kingyo

健さんは、
この映画についてこんな風に書いてあった。

「本当に。童話のような映画なんです。
 この監督が世に問いかけていることこそ、
 これが文化だな、と僕は思ったんです。
 経済的に貧しいから、ひたむきに、
 一生懸命に生きている親の背中を、
 子どもは絶えず見ている。」

そして、妹の靴を見つけて、何も言わず
兄妹して引き返すシーンについて、

「この映像がとても優しいんです。
 ああ、この優しさが、経済優先で、
 戦後五十五年間、一生懸命走ってきた
 我が国が失ってきたものなのかなと、
 僕はとっても強く思いました。」

と書いてありました。

現代の日本が忘れかけている
「一生懸命」「ひたむきさ」
「他人を思いやる気持ち」「絆」

そういうものが希薄になってきたことを、
私も、健さん同様に感じました。

そして、なんとなく心が
優しく暖かくなったようです。

« 三田紀房の「プレゼンの極意はマンガに学べ」を読んで、極意をまとめてみた!!! | トップページ | 女性諸君!ソフトストーカーに気をつけよ!増えるガキオヤジの節度なき行為。 »

文化・芸術」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/221949/60941347

この記事へのトラックバック一覧です: 高倉健がベタ褒めした「運動靴と赤い金魚」を見た!ひたむきな兄妹愛に、優しさと涙が混じる。:

« 三田紀房の「プレゼンの極意はマンガに学べ」を読んで、極意をまとめてみた!!! | トップページ | 女性諸君!ソフトストーカーに気をつけよ!増えるガキオヤジの節度なき行為。 »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

最近のトラックバック