今年は、格調高くウイリアム・ブレイクの「一粒の砂」で、おめでとう!
映画「博士の愛した数式」
のラストシーンに登場した
一編の詩。
それが、英国の詩人
ウイリアム・ブレイクの詩で
あった。
To see a World in a Grain of Sand
And a Heaven in a wild Flower
Hold Infinity in the palm of your hand
And Eternity in an hour
一粒の砂に世界を見、
一輪の野の花に天国を見る
手のひらに無限をつかみ、
一瞬のうちに永遠をとらえる
極大の無限から極小の無限へ。
悲しみと悲嘆を一粒の砂に閉じこめ、
一輪の野の花に包み込みこむ。
心の痛みを心の糧として、
魂が浄化されて、再び生を謳歌する。
という捉えかたもあるようですが…
たくさんの砂(時間)から、
一粒の砂を取り出し、一瞬の時を知る。
そして、一粒の砂から、
全体の形を推測する。
それは、
まるで「微積分学」のようでもあります。
それを感じて、ラストに使ったのだろうか。
などと勝手に推測してしまうのですが。
いずれにしても、この詩を読むと、
貴方の悩み事など、
この砂山の小さな小さな一粒にしか過ぎない。
たった一輪の名前もない野の花から、
優しさと勇気をもらって、生きて行けば良い。
そんな、人生を生きていく
言葉が、力があるような気がします。
今年は、このような
「一輪の野の花」をみつけたいものです。
« 同窓会の案内状を受け取った人にピッタリの歌。槇原敬之の「遠く遠く」は、元気と涙が湧いてくる! | トップページ | 「3匹のおっさん」は、ほのぼのとした・おもろい”町内会ドラマ”だ!是非、おっさん族は一読を! »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「出ていけ!」という権利はあるの?参院予算委員会での民進党・桜井議員発言に怒り!(2017.07.28)
- 元SKE48の菅なな子は強かった! 名大に現役合格したパワーが炸裂した「アイドル受験戦記」(2017.04.09)
- 「鬼平犯科帳」に、どっぷりと浸かってしまった!悪に強く、情けにゃ弱い平蔵に、また会える方法はコレ!(2017.01.12)
- よくぞ、続けた!3日坊主にもなれない男から見た「壇蜜日記」は、感動ものでした!(2016.12.11)
- 戊辰戦争のさなか、蝦夷地を99年貸与を提案! 事実は小説より奇なり。(2016.09.19)
「短歌・川柳・詩」カテゴリの記事
- 今年は、果てしない道で行こう!Wes Montgomery「Road Song」とWalter Whitman の「Song of the Open Road 」で、おめでとう!(2014.12.31)
- 高倉健の「あなたへ」で流れた哀愁をおびた”星めぐりの歌”は、宮沢賢治が作った歌でした。(2014.11.24)
- 穂村弘の「絶叫委員会」。ゼッケンに"乳房"?わお~っと絶叫!読後その弐(2014.11.22)
- 穂村弘の「絶叫委員会」を読んで、おーお~おーと絶叫してしまった!その壱(2014.11.21)
- 今年は、格調高くウイリアム・ブレイクの「一粒の砂」で、おめでとう!(2014.01.01)
« 同窓会の案内状を受け取った人にピッタリの歌。槇原敬之の「遠く遠く」は、元気と涙が湧いてくる! | トップページ | 「3匹のおっさん」は、ほのぼのとした・おもろい”町内会ドラマ”だ!是非、おっさん族は一読を! »
コメント