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2013年12月 8日 (日)

”利休にたずねよ”は、濃厚で渋みのある小説だった!「人を殺してもなお、手に入れたい美しさ」から男の一途さを学ぶ。

久々に中身の濃厚な本を
読んだ気がした。

あの渋みというか苦みのある抹茶を
口に含んだ時に、
残っていた茶菓子の甘みを
感じるような
そんな味のする作品であった。

山本兼一の「利休にたずねよ」
という小説だ。

雑誌「歴史街道」に連載されていた
小説で、利休の「美の原点」を
大胆な仮説で描いた作品である。

時の権力者・豊臣秀吉に、
理不尽な言いがかりで切腹を
申し渡された利休。

その切腹の朝、妻に問われたても
答えなかった利休の見せざる本心。

利休の愛したものは何だったのか?
利休のこだわりは何だったのか?

切腹の日から、徐々に過去のさかのぼり、
様々な人々との出合、関わりから
利休の見せざる心の謎に迫っていく。

この”時程の逆戻り”という手法は、
作家・山本兼一のアイデアだと思うが、
謎解き解明に、拍車がかかって、
グングンと読む者を惹きつける。

茶聖・千利休に言わせた一言。
「あの女に茶を飲ませたい。
 それだけを考えて、
 茶の湯に精進してきました」

あの女とは?
そして、肌身離さず持っていた
新羅の緑釉(りょくゆう)の香合。

この香合をキーワードとして、
若き日の利休の恋物語が少しずつ
見えてくる。

終盤の「恋」では、読んでいて
ハラハラ・ドキドキが混合する。

淡く儚い利休の”恋”。

緑釉の香合と木槿(ムクゲ)の花への
想いが、何とも切ない利休の思いが
感じ取れる。

ムクゲの花言葉は「信念」「繊細美」。

Mokuren

明るくなる前から咲き出し、
  夕方には散ってしまう一日花。
花の命は短いが、木そのものは
尽きることなく花を咲かせ続ける。
花の強さと、枝を地面に刺しおく
だけで根付くといった逞しさを
持ち合わせた花。

我が家の庭にもあるムクゲの花。
この花を見る度に、
利休の”切ない思い”をきっと
思いだすような気がする。

茶の湯を通した利休の壮大で、
究極のプラトニック・ラブが
語られた作品。

あらためて、
茶の湯の、人の心の奥深さを感じた。

何故か、茶を一服して、心を静め
作品に語りかけたい、
そんな思いになった。

茶菓子は、何が良いのだろうか。

そして… この物語が、映像になった。

茶道を学んでみようと思う人に、 次のHPがお薦め。

  http://www.e-seizan.co.jp/chadougu/soroeru/05/ http://www.h4.dion.ne.jp/~i-kids/002newdouguillustmenu.htm

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