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2012年10月13日 (土)

まさに鉄人!100歳現役サラリーマン「福井福太郎」氏。歴史の重みをズシッと感じる数々のお言葉。

「敬老の日」特集なのだろうか、
先月は100歳近い人の話がいろいろと
マスコミを賑わした。

その中で、一番注目したのは、
100歳現役サラリーマン
「福井福太郎」氏のお話。

Hukui


日経ビジネスの
広野綾子記者の記事を読んだ。
「100歳現役サラリーマンの長~い社会人生活
福井福太郎さんが歩んだ日本の近現代史」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120906/236487/?P=1

「福井福太郎」氏は、
毎朝JR辻堂駅から
約一時間かけて神田駅へ。
宝くじの委託販売を行う
「東京宝商会」へ通勤している。

1912年(明治45年)5月、
東京・京橋の生まれ。
今年、5月で100歳になった!

「70歳から働いている今の会社が、
人生で一番長く努めていることになる」

ははっつ。ひれ伏す…。
教師42年の私なんぞ、
ハナタレ小僧でございます。

1914年(大正 2年)第一次世界大戦勃発。
軍需景気に湧くが、貧富の差が拡大。
1920年(大正 8年)株の大暴落。
慢性的な不況に苦しみ始める。
1923年(大正11年)関東大震災。
1925年(大正13年)ラジオ放送開始。
1929年(昭和 4年) 世界大恐慌。
1930年(昭和 5年) 昭和恐慌。
当時、エリートと称された大学卒業者
でさえ就職難の時代になった。
都市には失業者が溢れ、飢饉の追撃で
経済苦による娘の身売り、
東北では大量の餓死者が出た。

大卒者の就職困難にしたものは、
「(財政緊縮や企業の整理淘汰による
 不況だけでなく、教育方針の欠陥等
 による)卒業生自身の『質』の下落
 もより相まって、ますます就職難を
 深刻にしたようである」

「今日の学生は、昔の学生よりも、
 色々のことを余計に知っている(中略)
 しかし、
 仕事に当たって熱心と誠意がない」

「こういう学生に育てあげた今日の
 教育方法がよろしくない」

「学生は嫌なときは、講義にも出ない。
 ひどいのになると、試験前2週間ぐらい
 友達のノートを借り受けて読んでおく」

確かに、私たちの頃は、大学構内で、
講義ノートがコピーして売られていました。

「例えば、アメリカの経済学部の学生なら、
 現在の金融はどうか等、実例を踏まえた
 勉強をしているが、
 日本では、高邁な理論ばかりを詰め込ん
 で、結局、頭がふらふらになるまで試験
 で痛めつけられ、それから社会に送り出
 すようでは、実社会に出て能率をあげて
 働きうる訳がない」

耳の痛いお言葉です。

福井氏は、慶應義塾大学経済学部に入学。
そこで、生涯の友”望月”氏と出会う。

1931年(昭和 6年) 満州事変勃発。
1933年(昭和 8年) 日本、国際連盟を脱退。
1936年(昭和11年) 2.26事件起こる。
慶應義塾大学経済学部の助手として採用される。

1937年(昭和12年) 日中戦争勃発。
福井氏、徴兵される。

1944年(昭和19年) 陸軍参謀本部に転属。
1945年(昭和20年) 陸軍主計大尉に昇進後
 招集解除。大学に戻るも退職。
 東京・京橋に毛皮の小売店を開業。

1953年(昭和28年) シャープ国産白黒TV発売。
1955年(昭和30年) 恵比寿に「福井ファー」を開店。

1960年(昭和35年) 池田首相「所得倍増計画」
 を発表。望月氏の誘いで、望月証券に勤務。
 「サラリーマン生活」の一歩を踏み出す。
 このとき、福井氏48歳。

1965年(昭和40年) 角丸証券を合併し、社長に就任。
1968年(昭和43年) 日本勧業証券と合併、日本勧業
 角丸証券に(現みずほインベスターズ証券)。
  この年、日本GDP世界2位に
1973年(昭和48年) 為替が変動相場制になる。
 退職後、子会社に役員として転職。
1982年(昭和57年) 東京宝商会に転職。
2012年(平成24年) 現在、30年目の勤務を続ける。

経済学研究者を目指していた
福井氏の卒論テーマは「経済倫理学」。
『国富論』の著者で有名なアダム・スミスの
著書『道徳感情論』で考察したとのこと。

「人の道を外さない経済活動」が極めて
重要だと考える。

「人間、自分勝手はいけないよ。
 人間は、人のために行動しなければね。
 私は証券会社時代、望月さんのためだけを
 考えて行動していた」

「封建制度でしょ、資本主義でしょ。
 次は何がくるんだろうね。
 ずっと続く制度なんてないから」

Hukutarou

 言葉の一つ一つが重たい。

 こうして、氏の誕生から現在までの
100年間を振り返ると、遠い昔のことが、
つい最近のことのようにも思われる。

 我々が子供の頃、誰がアメリカ大統領に
黒人がなると想像しただろうか。

歴史は、繰り返される。だが、変化する。
時にはゆっくりと、時に急激な波となって。

あらためて、
日本の近現代史の勉強と時代背景、そして
信念を持って生きている人は強い!

そんなことを勉強させられた福井氏の記事であった。

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