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2012年1月 1日 (日)

NHKザ・ヒットメーカーでの『作詞家 千家和也』を見て驚きの連続!(中編))~山口百恵との出会い~

 千家和也が山口百恵と最初に出会った時の話。

「『こういう子がいるから見てくれ』って
 言われ、行きましたらば、
 スタジオの隅に、セーラー服着て、
 カバン持った女の子が、ちょこんと座って
 たんですよね。
『あ、これは関係者のお子さんかなんかが
 スタジオ見学かなんかで待ってるんだろうな』
 って思ってしばらく黙って待っていた。

 そしたら、約束の時間に遅れて、
プロダクションや製作関係者の人たちが
バタバタと入ってきて、
『ゴメンナサイ、遅れました。
 あ、この子なんです。
 いい子でしょう』って言うから、
お互いに、『あ、どうも』

「山口百恵を僕は知らないし、彼女も僕を知り
ませんから、ずっと10何分間黙っていたわけです。
オーラも全くなさそうな女の子でした。」

「とってもいい子」 だと感じ、イメージそのままに、
デビュー曲の「としごろ」を書いたという。

「これは曲が先だったと思いますね。
 僕のなかで初恋の女の子がいて、その子が描く
 世界はこんなんじゃないかと思って、
 書いたものを山口百恵と合わせてみた」

「あの当時中3トリオっていうのがいて、
 桜田淳子は可愛い。森昌子は歌が上手。
 で、歌はそんなに上手でもないし、
 可愛さもちょっと劣ってしまう女の子がいて、
 デビュー曲はヒットしなかった。
 悔しいわけですよ。」

健康的なお色気を目指しての路線変更。

2曲目は、あの衝撃的な「青い果実」だった。

あなたが望むなら
 私何をされてもいいわ
 いけない娘だと噂されてもいい

ゲストの鳥越俊太郎は言う。
「今だって、自分の娘がこんなこと言ったら
 バカヤローって言いますよ」

だが、この強烈なインパクトのあった曲は
百恵の最初のヒット曲となった。

この曲が出来たいきさつを、千家和也は、
「『青い果実』も曲先なんですけどもね、
 曲聴いたら明るいんですよ。
 あの、ロシアのコサックみたいなやつで。
 ターンタ・ターンタ・タタタタタッ、ヘイ!
 なんて、そういうメロディなんですよね。

イメージです!

Sisters Tolmachevy Katyusha, Катюша Den pobedy 2007

 都倉俊一がピアノを弾き終わって譜面見てたら、
 こういう詞が、万年筆から出てきちゃった。 
 だから意図してどうだとか、この歳の女の子に
 こういう歌を歌わせて良いかどうかなんて、
 まったく考えてませんでした」

この曲調がロシア民謡みたいだったという
千家和也の発言には、ビックリどっきり、なるほど。

曲の明るさに引きずられて、センセーショナルな歌詞が
ポンと出てしまったという。
リズムの良さみたいなものが、この曲のイメージを
嫌らしいものから救っているとも言える。

青い果実

Aoikajitu

この後、この路線は
青い性路線などと言われ
「ひと夏の経験」の

あなたに女の子のいちばん
 大切なものをあげるわ

という衝撃的な歌詞に続く。

ひと夏の経験

Hitonatu_2 

これを山口百恵はさらりと歌っていて、
大人たちが思うような嫌らしさを感じさせない。

この歌唱について、鳥越は、
「ベタベタ歌ってなくて、わりと正統派で
 きちっと歌っている。だからあんまり
嫌らしく聞こえてこない」 と言い、
千家も
「明るく歌えるんだよね。
 これを思いを込めて歌われたら困りますよね」
と語っている。

渡邊あゆみアナが、
山口百恵の引退直前の著書「蒼い時」を朗読。

この曲を初めて貰ったときの百恵自身の衝撃を
紹介しているが、その次の曲「冬の色」について、
百恵の『早く歌いたい』と思ったという感想も
伝えている。

山口百恵「冬の色

Huyunoiro

そして、千家は語る。
「この曲は、私の中では1.2を争う曲です。
 それまでのいたずらに刺激的な路線とは違って、
 彼女の生真面目さが投影されたような歌詞で
 綴られている。」

あなたから許された 口紅の色は
 からたちの花よりも 薄い匂いです

 くちづけもかわさない 清らかな恋は
 人からは不自然に 見えるのでしょうか

急激な方向転換。
まさにUターンして猛発進したような
内容変更の歌詞だ。

何処までも、じっと耐えて着いていく
清純な乙女心の歌となった。

「歌い方が変わってますよね、それまでより。
 それまでは音を、歌ってたんですよ。
 『あなた』 でも 『あ』っていう音と
 『な』っていう音と『た』っていう音を。
 それが、『あなたから許された』の
 『あなた』っていう歌い方が出来ている。
 好きだからこう歌えたんでしょうね」
 
千家和也にとって14歳のショートカットの
「山口百恵」は何だったのだろうか。

千家和也の持っていた言葉の感性が
山口百恵という素材に触発されて
「無意識のうちに、
 さらりと書かさせてしまった」のだろうか。

そう考えると、鳥越俊太郎のいう
デビュー前のスター誕生からの山口百恵を
見ていて、「大物になる」と予感したという
言葉がうなずけるような気もした。

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浅沼祐子と申します🎵恵比寿に住んでましたが、今、埼玉の吉川でマッサージの免許を取得して、頑張ってます。独身です😆🎵🎵ますますの活躍を期待を期待しております❗

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