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2011年7月11日 (月)

井上ひさし「この人から受け継ぐもの」から、「宮沢賢治の遺したもの」を知る!=第二弾=

 井上ひさしの「この人から受け継ぐもの」
の第二弾です。
ここでは、
「宮沢賢治の遺業と宮沢賢治観」を
述べています。

井上ひさしの分析力・洞察力が
光ります!
 改めて、井上ひさしの力量を
見せつけられた気がしました。

Hinoue

 宮沢賢治の遺したもの。
それは、賢治の日本語の素晴らしさ。
外国人を動かすほどの力のある
日本語を生み出した珍しい人。

日本人すべてに向かって訴える文章。
誰かにしゃべっているように書いている。
話し言葉を書き言葉に移しかえて、
話し言葉の持っている自由さ
おもしろさを活かすという大事業をやった。

さらに、賢治の遺した大きなものは、
人間と人間以外のものとのかかわりについて、
人間以外のものが語りかけてくる「有情体験」を
作品として残していったこと。

賢治は、自分の体を小さな宇宙だと
思っていたのではないか。

他人と比べると、病弱で劣っていた体が、
非常に不思議なことを要求してくる。

自分の体を透明にして、
そこにいろいろな人や、
森や動物たちを流し込むということを
やれてしまった人だったのではないか。

賢治は、性にとらわれないからこそ、
人間以外の世界と通じることが
できたのではないかとさえ思う。

 「雨ニモマケズ」は、ひょっとしたら
日本人のこれからの理想かもしれない。

非常に謙虚に生活の欲望をあるところで
抑えながら、同時に人のためになろうとする。

自然に対しても、魚に対しても、
動物に対しても、生きていて申し訳ない、
お前たちの命を奪って申し訳ないと思いながら、
あの詩の主人公は生きてきた。

そして、もめ事があれば止めに行き、
悲しいことがあれば一緒になって悲しむ。
弱虫のようにみえて、実はものすごく強い思想だ。

我々はいま自分たちの欲望にまかせて
有限のものをどんどん使って生きているが、

それに対して、
人間の生活のもっと別のものを豊かにし、
深く生きて行くという
「サウイウモノニワタシハナリタイ」と
賢治は死んでいくが、
おそらくこれこそが
賢治の「言い遺し」ではないだろうか。

そう言えば、本ブログの4月に、
渡辺謙が朗読する
「雨ニモマケズ」を載せていました。
もう一度、ここで上のことを頭に入れて
読んで見ましょう!

Kename

http://umeland.air-nifty.com/blog/2011/04/post-2d61.html

そして、井上ひさしは、

賢治を一言で言うならば、

「ユートピアを
 この世に実現しようとして、
 さまざまな形で努力した人」

だと語った。

この本から、井上ひさしから
いろいろなおもしろいことを
学んだ気がする。

気になったキーワードは、
「ユートピア」
   と
「多面体的人間」。

これらは、また、何処かで。

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