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2010年7月25日 (日)

心霊写真で始まり、鉄道写真で終わった!宮部みゆき「小暮写真館」を読破!

713ページの大作。
しばし、読む前はびびる!
こんな厚いの読めるか?
「吉里吉里人」以来だ!!
3連休、宮部みゆき一色で過ごしました。

Kogure2

花ちゃんこと英一とその弟ピカちゃん。
ちょっぴり変わっている花菱夫妻。

その父が、看板やショウウンドウの残る
古い店舗「小暮写真館」を買い、お引っ越し。

そこから物語は始まる。

英一の友人である医者の息子のテンコ。
同級生の色黒の女の子コゲパン。
そして、「小暮写真館」という物件を紹介した
不動産の須藤社長と無愛想事務員の垣本さん。

そして幼くして亡くなった花・ピカ兄弟の
妹の風子。

全部で4話ありますが、
「第4話 鉄路の春」が一番印象に残りました。

英一が赤の他人の順子が法要に参列して
一発、ぶちかまして
飛び出してきたホームでの出来事。

2つのインスタントカメラに、
英一と順子を別々に1枚づつ撮し、
2つとも英一に持っていてと
順子が言うシーンでは、ドキドキしました。

そして、

 彼女は英一に嘘をついたことがなかった。
 いつも、どんなときでも正直だった。
 ー ちゃんと電話するから ー
 それが、最初で最後の嘘になった。

この文章を読んだとき、
続きが怖くて読めなくなりました。
脳裏にかすめたのは、順子は死ぬの?

ほのかな男子高校生と陰あり年上女との恋~。

順子が姿を眩まして?
しばしボー然としている英一に
テツオクのヒロシの言葉が良かったです。

「鉄道は、ありとあらゆるものを
 乗せることができる」
そして、土地と土地を繋ぎ、人と人を結びつける。

「でも、そんな鉄道にも、たったひとつだけ、
 どうしても乗せられないものがある」

それは、駅だ。

「その人はさ、おまえのところで、
 何か良い景色を見たんだろう」

 停まってさ、
 車両を回って、忘れ物をチェックしたり
 掃除をしていったのかも知れない。

 そんでさ、「また発車していったんだよ」

 そして、やや暫くして
 順子から送ってきた一葉の写真。

 満開の桜と一面の菜の花畑と小湊鐵道。

そうか、ここで表紙の写真に行き着くのか。

「小暮写真館」

心霊写真から始まって、
最後は鉄道ファン憧れの一枚で終わった。
しかも、それが表紙の写真で…

素晴らしい! 感動のフイニシュでした。
暫く、余韻に浸っていたいですね!

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